感動の現地体験!素晴らしい1日!

第6回淡窓・久兵衛セミナ-は館外へ!

 今回のセミナ-は会員の希望を取り入れ館外で行ないました。淡窓・久兵衛の業績を、実際に「歩いて」、「見て」、「触れる」体験をすることで、「感じ、感動する」という本館のテ-マの実行です。大商人であった久兵衛は、掛屋商人という本来の仕事と並行して多くの「人助け事業」を行いました。今回の館外学習の目的である「小ヶ瀬井路造り」も莫大な資金の調達、人員の動員、高度な技術の取り入れ等、多くの苦労を乗り越え完成に至っています。そして、井路の完成で700町歩もの新田ができ、多くの人々の願いが叶いました。今回は、「取水口」「水路の分岐点」「最難関トンネルの出口」「顕彰碑が建っている大原神社」の4か所を選び実施しました。初めは取水口です。玖珠川の濁流を止め、新たに堰(せき)を作る事は難工事です。河岸に立って実際に流れを見ると、大変さがひしひしと伝わってきました。2ヵ所目は、隈町、豆田町に水を分配する分岐点です。決められた水量を正確に分配するには工夫が必要です。3か所目のトンネルの出口では、難工事を乗り越えた多くの工夫が見られました。長さが700メートルのトンネルで、高低差は5メートルです。機器もない中、やり遂げた技法が案内板に記されています。驚かされます。当時の人の技術の高さに感動しました。最後の4か所目の大原神社には、工事の経緯や久兵衛の頑張りが刻まれた碑がありました。この碑文には「小ヶ瀬井路を造った久兵衛」と深い関わりがあった塩谷代官の功績にもふれていました。会員の一人がつぶやいていました。「代官といえば悪いイメージしかなかったが、塩谷代官みたいに立派な方もいたんだな」と。今回、体験活動ということで館外研修を実施しました。体験することでしか理解できない様々なことが見つかりました。このことを「くらしに生かす」という最終目標到達に向けて、次回のセミナ-での課題も明確になった1日でした。

 

以下、各研修箇所での様子をご紹介します。

 

下写真 取水口1 取水口の位置はここでした。長年不明だった堰の右位置をみんなで確認しました。大発見があり、大きな成果でした。

 

下写真 取水口2 井路の「取水口」を見て、聞いて確かめ、 納得しました。先人の苦労や努力を感じることが出来ました。

 

下写真 日田の町を背景に集合写真 皆さんの爽やかな顔が印象的でした。高台から見ると、井路が網の目のように流れていることが解りました。

 

下写真 分岐点  水を隈町方面、豆田町方面へと正確に分配する工夫には、大変驚かされました。

 

下写真 井路説明板  小ケ瀬井路を造った廣瀬久兵衛の功績が解りやすく紹介されていました。

 

下写真 トンネル出口  会所山(よそやま)に掘られたトンネルは、難工事でした。落盤を防ぐ手法や酸欠を防ぐ特殊技法には、感心するとともに尊敬の念がわきました。

 

下写真 大原神社附近の井路  井路は現市内まで流れてくると整備され、ここだけ見たら開削工事に携わった人々の「工夫」「努力」の跡は見えません。しかし、全過程を体験した、セミナ-会員には十分すぎるほど伝わりました。

 

下写真 全体験が完了し晴れ晴れとした笑顔の集合写真  「又行きたいね」と充実感一杯の顔、顔・・・でした。

 

 館内での、文献や絵図を使っての学習会もとても実りあるものでした。2回目のセミナ-終了時に、「実際に外に出て歩いて、見て、ふれたい」という要望が出ました。会員の意見がまとまり、今回の「小ヶ瀬井路」現地体験活動が実施されました。事前の下調べや出車の手配、事故防止の対策など数々の課題はありましたが、実施に至りました。4か所での活動でしたが、実際に見て、感じることで一人一人が感動しました。感動の中身は個々人で異なりますが、確かに誰もが体験できました。そのことから、当初の目的は達成されたと思います。終了後、「次は淡窓が記念碑の文面を作った石坂石畳道で現地体験をしたいな」という声が聞かれ、体験のセミナ-は続いていくなと確信しました。

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2026年10月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : hiroseshiryoukan