日田祇園祭 子ども無料開放

 日田祇園祭開催中 小・中学生の入館は無料

廣瀬資料館では、今年度より日田4大イベント期間につき、小・中学生の皆様方のご入館を無料にしております。今回、7月20日(土)、21日(日)に「日田祇園祭」が催されます。下記の日時につき、ご入館は無料です。たくさんのお子様のご来館をお待ちしております。

無料入館の日時・・・令和6年7月20日(土)・21日(日) 午前9時~午後5時

今年度の、無料入館は5月の3日、4日、5日の子どもの日、5月25日、26日の日田川開き観光祭。7月20日、21日の日田祇園祭。9月21日、22日、23日の大原放生会。11月8日、9日、10日の日田天領祭・千年あかり祭です。既に終わった子どもの日と日田川開き観光祭時には、それぞれ20人近くの子どもさんがご来館してくださいました。

資料館玄関に、上記の「無料入館」案内を提示しております

 

 

2024年7月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : hiroseshiryoukan

川開き観光祭「小・中学生無料入館」のお知らせ

  小・中学生のみなさん !! ご来館をお待ちしています!

 5月25日土曜日、5月26日日曜日につき、小・中学生のお子さんの入館を無料にします。多くの方のご来館をお待ちしております。本館では、今年度から主要な行事や催し物の期間中につき、「小・中学生」の入館を無料にしました。多くのお子さんに、淡窓や久兵衛そして、廣瀬家のことを知っていただきたいからです。まず、手始めに今年度は「行事」「催し物」期間中に限り、実施します。今後、予定している無料入館の期間は次の通りです。

 〇日田祇園祭期間(7月下旬)   〇大原放生会期間(9月下旬)   〇日田天領祭り・千年あかり期(11月中旬  )  

 詳しい日時については事前にホ-ムペ-ジや資料館玄関の掲示板にてお知らせします。小・中学生については、学校教育活動の一環として多くのご来館をいただきました。今後も、引き続き「無料」でのご入館とします。学校教育活動だけでなく、子ども会の活動等での、来館もお待ちしています。 

  資料館玄関前の掲示板「小・中学生無料入館」予

2024年5月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : hiroseshiryoukan

こどもの日「無料開放」のお知らせ

 5月3・4・5・6日、小・中学生は入館無料!

昨年から始めた、特別イベント「こどもの日無料入館」を今年も実施します。昨年度は、5月5日のみで対象は小学生でした。今年は、期間を3日~6日とし、対象も小・中学生としました。昨年実施しとても好評で、期間延長と対象幅を広げてほしいという声が多々ありました。今年は、皆様方の要望に応え実施いたします。声を掛け合い、ご来館ください。ゴールデンウイ-クのお子様との良き思い出を、当館で創ってみませんか。お待ちしています。

館の玄関に掲げた、子どもの日「無料開放のお知らせ」

お雛様も5月の連休を最後に収納します。今年の展示期間中は、多くの方がご来館くださいました。誠に有り難うございました。4月に入って、アンケ-ト調査を実施しました。ご協力いただき誠に有り難うございました。只今集計中です。皆様方の貴重な御意見を真摯に受け止め、今後の資料館運営に役立てます。

ここで、お雛様展示の中で、皆様方から人気のあった人形のベスト5をご紹介します

第5位 本館で一番大型の人形「享保雛」8代将軍徳川吉宗が出した「倹約令」前の人形です。

第4位 最上段の「元禄雛」は本館最古のもの、下段の「島台」は西日本でも珍しいものです。

第3位 面屋正次郎作の「御所人形は」、子どもたちから「マツコ」にそっくりと人気者でした。

第2位 廣瀬家の時代雛の集合体は、一体一体に歴史があり来館者に感銘を与えました。

第1位 神功皇后と武内宿禰の人形が一番人気がありました。二人のドラマにはどなたも熱心に聞き入っていました。

 

次に館内の様子についてご紹介します。

 

主屋「久兵衛コ-ナ-」を見学する来館者

 

時代雛に目を凝らす小学生の皆さん

 

御所人形」にスマホを向ける来館者の方々

 

ひな祭り中、多くのご来館本当にありがとうございました。来年はさらに工夫をして皆様のご期待に副えるように致します。ぜひまた足を運んでくださいませ。6月からは、「令和6年度前期特別展」を開催いたします。ご期待ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024年4月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : hiroseshiryoukan

お雛様で賑わう資料館

只今、当資料館がある豆田町では「第41回天領日田おひなまつり」が盛大に開催されています。当館も天保期の時代雛を中心に100体の雛人形を展示しています。お陰様で、期間中2000名(3月20日現在)を超える入館者があり館内はとても賑わっています。入館されたお客様にお話を聞くと、「淡窓や廣瀬家のこともわかるし、貴重で珍しい時代雛も見られ、得した気分になります」とか「雛人形のいわれや歴史がわかり勉強になった」などの言葉が返ってきて、とても嬉しく思いました。「おひな祭り」期間は、3月31日で終了しますが、当館は4月中旬まで展示しております。期間中来館できなかった方は是非一度おいでください。来館前に、「まだお雛様は展示していますか」とお問い合わせくださると有難いです(☎0973-22-6171)

 以下、おひな様期間中の資料館内の様子についてお知らせします

咸宜園教育センタ-ボランティアガイド(小学生)の皆さんが廣瀬家の説明をしてくださいました

市内小学生の皆さんがたくさん来館しました

ボランティアガイドの皆さんは市内の咸宜小学校高学年の方々です。とても上手でしたよ

当館学芸員から「御所人形」の説明を熱心に聞く、市内の小学生の皆さん

当館は、雛人形の「いわれ」「歴史」を大切にした展示や説明をしています

3月の中頃、着物を着た来館者がありました。来館者の承諾を得てご紹介させていただきました

時代雛の「いわれ」や「歴史」の説明に、熱心に耳を傾けていただき、有難うございました

説明を受けてよかった」「解りやすいお話でした」という感想をいただきました

「説明を聞くことで、日田天領の歴史についてつながり、とてもよかった」という言葉をいただきました

期間中、来館の皆様方からたくさんの励ましの言葉をいただきました。私たち小さな手作りの資料館において、皆様方からの励ましはとても心強く、色々な面で前向きになります。そんな中、「人形とその歴史やいわれが結びつき、とてもよ良かった」とか「どうしてこの人形が廣瀬家にあるのかなど、さすが資料館展示だと感激した」等々の感想は、一番心に響きます。一方で「初めて入館して素晴らしさがわかった。今まで全然知らなかった」とか「もっと内外にアピ-ルしていかなければ宝の持ちぐされでは?」という厳しい感想もいただきました。皆様の有難い声を真摯に受け止め、さらなる努力、工夫をしていく覚悟です。今後とも、当資料館に対し、ご指導、御鞭撻をよろしくお願い致します

2024年3月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : hiroseshiryoukan

 廣瀬家時代びな展示中!

天領日田おひなまつり開催!資料館にも多数の時代びな展示中!

天領日田の町では春の訪れをつげる、恒例の「おひなまつり」が開催されています。「おひなまつり」も回数を重ね今年で41回目を迎えました。本館も修理・修復工事で5年間展示を取りやめておりましたが、館も新装し今年は久々に「ひなまつり」の輪に加えさせていただきました。「おひなまつり」は、2月15日~3月31日の間に日田の豆田町、隈町一帯で開催されています。旧家が保存しているそれぞれ特色ある「ひな人形」を展示し公開しています。当館では、この期間中本来の「廣瀬淡窓」や「廣瀬久兵衛」の展示に加えて、各所にコ-ナ-を設けて、特色ある時代びなを展示しています。皆様方のご来館をお待ちしています。以下、展示の一部をご紹介します。

特色ある時代びなを一同に展示したコ-ナ-です。一体一体に特色といわれがあります。

最上段は当館で最も古い「元禄びな」 中段は優雅な「鯛釣り女(たいつりめ)」 下段の「飾りの島台(かざりのしまだい)」にはドラマがあります。

「享保びな」の展示です。「享保びな」は、顔を「胡粉(ごふん)」仕上げにして体型も大きくなります。

面屋省三の作品「御所人形」です。とても愛らしく、見る人の心を穏やかにしてくれます。

「神功皇后(左じんぐうこうごう)」と赤子(後の応神天皇)を抱く「武内宿禰(右たけうちのすくね)」です。この一対の人形のドラマを来館してお聞きください

中国「三国志」に登場する英雄「張飛(左ひょうひ)」と「関羽(右かんう)」の人形です。三国志のドラマが垣間見られます。

「竹串おきあげびな」の展示です。久留米から筑後川上流域ではやった庶民の「ひな人形」です。成り立ちの歴史をぜひお聞きください。

「羽子板ひな人形」の展示です。羽根つきでだけでなく、板の「ひな人形」の歴史から羽子板を見直すことをお勧めします

皆様のご来館をお待ちしております。ご来館の折には、「ご説明をお願いします」と気軽に声をかけてください。館長や学芸員がご説明いたします。「1時間でお願いします」とか「30分でお願いします」時間のない方は「15分でお願いします」など予定をお知らせしていただくと有難いです。時間に合わせて満足していただける設定をして対応します。

2024年2月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : hiroseshiryoukan

新年のあいさつ

新年あけまして おめでとうございます!!

旧年中は、皆様方には色々とご支援・ご協力をいただき誠に有り難うございました。今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。本館は、昨年4月に4年間という長い修理・修復工事が完了し、リニューアルオープンしました。展示内容も一新し、加えて今まで未公開だった主屋座敷(おもやざしき)も公開し江戸の終わりの商家の雰囲気も感じて頂いております。リニューアルの周知が徹底していなかったにもかかわらず、4000人を超える来館者がありました。私たち職員一同誠意おもてなしをさせて頂きました。来館者の方々からも、「とても満足した」「わかりやすかった」「又是非訪れたい」等々・・・の心温まる感想をいただきました。とても嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。引き続き、工夫を加え、展示や説明に頑張りたいと考えています。

令和6年1月1日 廣瀬家家訓の額「心高身低(しんこうしんてい)」の前にて 館長 中島龍磨    

廣瀬家は、延宝3年(1673)福岡から日田に移り住み商売を始めます。そして、平素より『志は高く 身は低く(心高身低)』という家訓を大切にしてきました。途中、紆余曲折はありましたが、この家訓を350年間貫き通し、今日に至っています。廣瀬家では、江戸の後期日本一と言われた私塾「咸宜園(かんぎえん)」を営んだ廣瀬淡窓や大商人・公共事業家として西日本で名前を広めた廣瀬久兵衛を輩出します。活躍したこの二人の心底にも、家訓は脈々と流れていました。年頭にあたり、家訓「心高身低」をご紹介しました。私たち職員一同、この言葉を肝に銘じ一年間精進していく覚悟です。今年から機会を設けて、廣瀬家の家訓や淡窓の言葉をホームページで紹介していきます。

以下、昨年の資料館の一コマをご紹介します。

1号館「淡窓展示コ-ナ-」で熱心にメモを取る市内の小学6年生

館長の十八番「休道の詩」の吟詠(ぎんえい)は、毎回来館者の心に響きました。

「久兵衛コーナー」で、館長の説明に熱心に聞き入る来館者。

館長が語る、南家「流れの庭」の廣瀬久兵衛のロマンは、大人はもちろん、子どもも感動しました。

主屋「中座敷」に掲示した、家訓「心高身低」の講話は子どもたちにも大人気でした。

児童の皆さんは、決まって本宅「中庭庭園」前で反省会をしていました。実りのある1日になったようです。

来館された方は、小学生、中学生、老人会、公民館講座の方々、研修旅行・慰安旅行の団体から、個人のグル-プと様々でした。どの方々も、淡窓や久兵衛の展示物や解説を聞いて、感動してました。帰り際に、ふと漏らす言葉の中に「初めて知ったよ」とか「とても素晴らしかったよ」というのが多々ありました。そんな中で、「また是非きます」という一番うれしい言葉がありました。

2月3月は、お雛様祭りが資料館一帯で開催されます。今その下準備をしています。今年のお雛様の展示は、今まで以上の規模と内容にしようと計画を立てております。家族、お友達、職場の方々を誘いの上、是非おいでください。お待ち申し上げます。

2024年1月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : hiroseshiryoukan

リニュ―アルオープンから4ヶ月!

暑中お見舞い申し上げます。

暑–い、日々の連続です。毎日、37・38℃の気温が記録され、日田の地は大変です。そんな中でも、熱心にご来館くださる方が多々ありとても嬉しく、感謝の心でいっぱいです。4月のリニュ―アルオープンから1500人もの方々が入館くださいました。開館の周知徹底がされなかったことや度重なる自然災害(大雨・洪水や高温度)の影響で、希望していた人数には届きませんでした。しかしながら、このような状況下にもかかわらず入館してくださった方々には本当に頭が下がります。と同時に、入館者の方々から心温まる感想や意見をいただきます。誠に有難いことです。今後の励みにもなり、まさに感謝、感謝です。

以下、入館者の方々の、心温まる声をご紹介いたします。 

淡窓の心や教えにふれ、心が洗われました。今日から志を持って頑張ります。       (大分県在住 60代男性)

廣瀬8賢人の史料や廣瀬家の家訓「心高身低」はとても素晴らしく、感動しました。        (大阪府在住 50代女性)

淡窓・久兵衛の生き方や遺作・遺品にふれ、今後の仕事やくらしに役立てたいと思います。また来ます。 (東京都在住 40代男性)

リニュ―アルオープンから4ヶ月、入館者の皆様が特に興味・関心を示された展示コ-ナ-をご紹介しましょう。

1号館に設置した映像で、廣瀬家と淡窓・淡窓と咸宜園の関わりを説明します。概要を大方つかんで見学すると解り易いようです

まず来館者が目を向けるのは、淡窓三説といわれている「析言」「約言」「義府」の貴重な書物の展示です

廣瀬8賢人の一人、「桃秋(とうしゅう)」の小説「帚木(ははきぎ)」は当時ベストセラ-になりました。現在の小説と全くイメ-ジが異なります。

咸宜園3代目塾主「青邨(せいそん)」が和宮降嫁の行列に加わったときの書簡と降嫁行列かわら版(1.5m)には多くの方がくぎ付けになっています。

淡窓の妹「秋子(ときこ)」は宮中に上がりますが、22歳で歿します。この時の拝領品は、貴重でもあり悲しみを誘います。

西日本で主流だった「秤量貨幣」では、この天秤は必需品でした。実際に操作する体験コ-ナ-は人気です。

本宅展示室では、掛屋商人として活躍した「廣瀬久兵衛」の活躍の品々が人気です。この短刀は福岡黒田藩からの拝領品で「則重作」の国宝級の一振りです。

同じく本宅展示室の「像の香炉」です。拝領品ですが外国の品物でとても珍しく目を引きます。

同じく本宅展示室の「藩札」です。廣瀬家は黒田藩を初め5つの藩の御用達をしていました。この藩札は、対馬藩の藩札ですが廣瀬家の責任で発行していました。

殿様方に献上品を差し上げるときに使った「袱紗」ですが、「綴れ織り」という技法で織られています。この技法での品物はこれが最後といわれています。

今回ご紹介したコ-ナ-は、来館の方が興味・関心を示され、じっくり見たり熱心に説明に耳を傾けたところです。まだほかに沢山の品々が展示されています。ぜひ一度足を運んでくださいませ。なお、その時受付にて「説明をお願いします」と、気軽に声をかけてください。説明を聞くことで二重三重の満足感を味わえると思います。館長、学芸員が気軽に対応します。

 

 

 

 

 

2023年8月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : hiroseshiryoukan

資料館完成記念式典・祝賀会終了

廣瀬家主屋及び廣瀬資料館完成記念式典・祝賀会が終わりました!

令和5年5月14日(日)に完成記念式典と祝賀会が実施されました。当日は、快晴の中、修理・修復に携わった県・市の関係者の方々や業者の皆さん、伝統的建造物群の委員、淡窓旧宅整備委員、資料館理事・評議員そして近隣の皆様方、80名の方々がご出席くださいました。まず新しく改修した主屋と大改装した資料館の内覧会を行いました。皆さん熱心に耳を傾け説明を聞き、興味深く展示物を見てくださいました。その後、場所を近くの「秋子想」に移し式典・祝賀会を執り行いました。式典は、厳粛な中進められ、代表の方から「お褒めや今後への期待の言葉」をいただき、身の引き締まる思いでいっぱいでした。引き続き行われた「祝賀会」は、色々な方面からのお話も聞け、とても実りあるものになりました。セレモニ-で、淡窓伝光霊流日田詩道会のお二人に淡窓の「休道の詩」と「彦山」を吟じていただきました。とても好評でした。式典・祝賀会は3時間を予定しておりましたが、あっという間に時間が過ぎてしまいました。以下、内覧会と式典・祝賀会の一部をご紹介します。

資料館 「1号館」入口 内覧会会場の看板が設置されています

資料館 「1号館」 今回の目玉は映像で淡窓の概要がつかめます

資料館 「1号館」で廣瀬淡窓の展示を見る

資料館 「1号館」で廣瀬月化・桃秋の展示を見る

主屋 掛屋商家の「帳場」での説明

主屋 「前座敷」から「奥座敷」を望む

主屋 「奥座敷」から「前座敷」を望む

式典 廣瀬資料館「廣瀬和貞理事長」ご挨拶

祝賀会 乾杯から始まりました

セレモニ-詩吟 淡窓伝光霊流日田詩道会 「休道の詩」

4月1日に、主屋・資料館がオープンし今日まで、600名もの来館者がありました。来館された方から、「やっと開館しましたね。待ち遠しかったよ。」とか「とても分かりやすかったよ。」などの声をお聞きしました。これからも、皆様の声を活かし、充実した展示をめざし、頑張ります。日田にお越しの時は、どうぞ廣瀬資料館まで足を運んでください。お待ち申し上げます。

 

 

 

2023年5月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : hiroseshiryoukan

lリニュ-アルオ-プン廣瀬資料館

4年半の修復工事が完了し、いよいよ開館!

長い間、皆様方には大変迷惑をおかけしました。

 今回の工事は、淡窓生家(主屋)の1860年代への現況復帰と展示館の大改装でした。開館にあたって、展示のご紹介をします。一つめの特徴は、これまで非公開だった主屋(おもや)の各部屋を見学できるようにしたことです。それぞれの部屋には当時の営みやその時々のドラマが垣間見えます。二つめは、廣瀬家および淡窓の膨大な史料や遺品の中から220点を厳選し展示しました。皆様にとって、わかりやすく、感じやすい展示になるよう工夫しました。三つめは、機器を設置し映像で全体像を見えやすくしました。また、QRコードを使って英語版の解説が可能となり外国の方にも淡窓を広く知っていただくようにしました。

 以下、主屋や展示館の様子について一部をご紹介します。

 

主屋全景 家風「質素倹約」の「壁は中塗り」の教えのとおり修復されまた。

主屋座敷 今回から当時の商家の様子を見学できるようにしました。

資料館入り口 ご案内の看板は手作りです。頑張りました。

1号館入り口 1853年(嘉永6年)築の「新座敷」を大改装して1号館展示室にしました

1号館展示室 淡窓と淡窓を支えた8賢人の業績を展示しています。映像が大好評です。

主屋展示室 廣瀬家の繁栄と久兵衛の活躍の足跡を展示しています。

帳場展示室 「分銅と豆板銀」を秤にかけて両替えする当時の様子を再現しています。

 

昨日(令和5年4月1日)開館しました。初日にもかかわらず51名もの来館者がありました。一人一人の方にご満足していただけるよう誠心誠意おもてなしをさせていただきました。淡窓先生は初めて塾を開いたとき塾生は館林伊織と諌山安民の2名でした。淡窓先生は、「2名しか」でなく「2名も」来てくれたと感謝の念で2人に心を込めて教授していきました。その心や教え方が多くの人に伝わり、その後全国から5000人もの塾生が集まり咸宜園は日本最大の私塾迄なりました。私たちも淡窓先生の姿勢を受け継ぎ「しか」でなく「も」の心で、感謝の気持ちを心に刻んで日々精進していく覚悟です。どうぞ皆様方には、今後とも資料館をよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年4月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : hiroseshiryoukan

令和5年新年あいさつ

  新年あけましておめでとうございます。

新しい年を迎え皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます(廣瀬資料館館長 中島龍磨)

長い間休館していましたが昨年12月末をもって修復工事も終了しました。皆様方には大変ご迷惑をおかけしました。1月より展示の準備を行い令和5年4月1日には「ニュー資料館」として開館します。展示・解説にさらなる工夫・努力して皆様方をお迎え致したいと思います。まずは、開館のお知らせを兼ね新年のご挨拶とさせていただきます。

 

主屋が完成しました。

約4年間の工事でしたが12月末をもって出来上がりました。完成した資料館の内外をご案内しましょう。

中庭から座敷を望む。

 

整備された中庭  室町期の六地蔵があります。 

 

商売繁盛していたころ使われていた廣瀬家の勝手口。

両替をしていた部屋 4月には当時のはかり天秤や銀の板が並びす。

この場所は2階の一部分です。家人の生活の空間でした。

今は展示の準備に頑張っています。皆様に感動を与えられるよういろいろ工夫を凝らしています。次回は展示の中間報告としてお知らせします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年1月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : hiroseshiryoukan