二百年の時空を超えて貴重な史料が公開される大プロジェクト!
只今、当資料館は令和の大改修で休館中です。皆様方には多大なるご迷惑をおかけしております。今回の修理・修復は令和4年度中には終了し、令和5年当初に新装オ-プンします。
修理・修復中ではありますが、資料館内の先賢文庫に多数ある史料を撮影する作業を行います。この先賢文庫は、廣瀬家第10代当主の廣瀬正雄氏が建立しました。廣瀬家が、江戸期より現在まで収集・作成した貴重な史料が整理され所蔵されています。史料を大別すると、「家宝文書」「廣瀬家文書」「廣瀬家蔵書」「咸宜園蔵書」に分けられます。総数は、10万点を超えます。
この中で、今回撮影されデジタル公開されるのは「家宝文書」で、淡窓、久兵衛など主に『廣瀬八賢人(淡窓・久兵衛・月化・桃秋・秋子・旭荘・青邨・林外)』に関わるものです。「家宝文書」については、一昨年廣瀬家第11代当主廣瀬貞雄氏(令和2年2月7日没)が刊行した「廣瀬先賢文庫家宝書詳細目録」に詳細にまとめられています。
今回、大学共同利用機関法人人間文化研究機構国文学研究資料館(以下国文研)の協力・支援により「家宝文書」の画像デ-タを作成することにしました。終了後にはデ-タ-ベ-スで公開も可能になります。
国文研の先生方には何度となく本館に足を運んでいただき、詳細な打ち合わせをしました。今回は、先賢文庫内での資料調査や器具の設置についてお知らせします。尚、作業の経過については本館ホ-ムペ-ジで随時お知らせしていきます。
〇先賢文庫内での史料の調査の様子
上写真 先賢文庫内で資料調査をする国文研の先生方
上写真 一点一点ていねいに作業を進めています
上写真 撮影器具の設置が進みます
上写真 デ-タ-化には精密な機械が必要
上写真 設置完了です。
本格的な撮影作業は、4月8日からです。途中経過については随時ホ-ムペ-ジで公開していきます。