お雛様祭り終了 感謝!感謝!

 「日本遺産 日田天領お雛様祭り」が終わりました。期間中のご来館誠に有り難うございました。                   2月15日から3月31日まで開催されていたお雛様祭りが終了しました。今年度も、当資料館がある豆田町にも多くの観光客が訪れ、とても賑わいました。当館も「廣瀬8賢人と時代雛」というテ-マのもと展示に工夫をこらし雛祭りに参加しました。「雛人形の歴史」を展示して、雛人形の流れを古代から現代までお知らせしました。「とても分かりやすい!」と好評でした。この他にも、廣瀬家最古の「元禄雛」、大型人形禁止令が出される以前の大型人形の「享保雛」、面屋正次郎作のユニークな「御所人形」などは、来館者の足がいつまでも止まっていました。多くの方が、満足して館を後にしてくださいました。期間中、ご来館くださった方々に心より感謝申し上げます。来年も心を込めて展示し、皆様方をお迎えします。                                         まつり期間中の館内の様子をご紹介します。

 先ずは、満開に咲いて来館者の皆様をお迎えした「椿」と「モクレン」の花をご紹介します。館内の敷地には、4つの庭があります。どの箇所にも江戸期からの古木があり、歴史を感じさせます。今回ご紹介する花は、1号館前に咲き、最初に来館者をお迎えする「椿の花」です。「まあ-、きれい!」と、清々しい気持ちで見学をスタートしてくださいました。本宅庭園に咲く真っ白な「モクレン」の花は、青空に映え、写真のスポットとなりました。残念なことに、「モクレン」の開花時は3月中旬のわずか1週間です。この期間中に、来館された方はラッキ-でした。

  「いらっしゃいませ!」とお迎えした「椿の花」

  左「梅の古木」と「満開に咲いたモクレン」

   青空に映える真っ白な「モクレン」

掛屋廣瀬家の「商売の業績」を熱心に見てくださいました

 大型人形「享保雛」には、誰もが足を止めていました

   学芸員の説明に満足していただきました

  一番人気のあった面屋正次郎作「御所人形」

 一大行事の「お雛様まつり」が終了しました。5月から、掛屋久兵衛の「公共事業」の業績の遺品・遺作を特別に展示します。商人でありながら、淡窓の「感謝の心」を心に刻む久兵衛は、地域のため多くの事業に取り組みます。以前より、この頃の久兵衛活躍についてお知らせしたかったのですが、今回実現の運びとなりました。展示に最大限の工夫をして、皆様をお迎えします。ぜひ、ご来館くださいますようお願いします。

2025年4月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : hiroseshiryoukan

日本遺産 天領ひな祭り開催‼

 廣瀬資料館の時代雛 皆さんをお待ちしています‼                                                      立春の候、全国の皆様方いかがお過ごしですか。お変わりございませんか?梅の花がつぼみを膨らませ、本格的な春の到来を待ちわびています。今年も2月15日から3月31日の間、「天領日田のひな祭り」が開催されます。昨年もたくさんの方がおいで下さりとても賑わいました。今年も各家々で色々と工夫をこらし、皆様方のお越しをお待ちしています。

                                                                   当資料館では、今年のテ-マを「廣瀬家の特色ある時代雛の展示」とし、当館最古の「元禄雛」、一番大きな「享保雛」、作風が異色の「御所人形」、奈良時代が垣間見える「天平雛」、庶民に流行った「おきあげ雛」等々・・・。これらの雛人形は、廣瀬家が家宝として大切に伝えてきたものです。一体一体にその時々の思いが込められております。まさに、廣瀬家の暮らしと共に過ごしてきた時代雛です。今年度は、手作りの看板で皆様をお迎えいたします。。ご来館くださり、館長や学芸員のお話を聞きながら見ていただくとさらに面白いし、満足していただけると思います。                                                                                                                                 以下、特色ある時代雛を数体ご紹介します。

                                      当時、人形のやりとりは「一体」あるいは「一対」で相手に贈答していました。近年の「五段飾り」や「七段飾り」の人形ではありませんでした。一体や一対ごとに木の箱に入れ、誰が誰のためにまで表記されています。このコ-ナ-では、特色ある一体・一対の人形を集めて展示しています。 

                                                                今年はじめて設けたコ-ナ-です。ここでは、廣瀬家に伝わる貴重で珍しい人形を展示しています。ぜひ見ていただきたいです。

                                                                当館で一番古い「元禄雛」です。1600年後半の作で雛人形の源流と言われています。冠や顔に特徴があります。

                                                                当館で一番大型の人形で「享保雛」です。高さが60センチメートルを超えます。八代将軍吉宗が「大型人形禁止令」を出す以前の作と云えます。

                                                      この人形は、面屋正次郎の「御所人形」です。時代的には近年の作ですが、とてもユニークで珍しいものです。

                                                              「天平雛」を展示しました。作られた時代や作者名は残念ながら不明です。奈良天平時代の様子が垣間見える珍しい人形です。

                                                               江戸期筑後川流域で流行った庶民の人形「おきあげ雛」を展示しています。台紙に布を切って貼り付けていく重ね着の雛人形です。庶民の暮らしや願いが垣間見える人形です。                                                今回も、資料館の展示として「人形の特色」「作られた背景」「歴史の流「人々のくらし」などが感じ取られるものにしていきました。見て感じることが第一ですが、見て時代相にも触れていただけると幸いです。多くの皆様方のご来館をお待ち申し上げます。

2025年2月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : hiroseshiryoukan