天領日田おひなまつり開催!資料館にも多数の時代びな展示中!
天領日田の町では春の訪れをつげる、恒例の「おひなまつり」が開催されています。「おひなまつり」も回数を重ね今年で41回目を迎えました。本館も修理・修復工事で5年間展示を取りやめておりましたが、館も新装し今年は久々に「ひなまつり」の輪に加えさせていただきました。「おひなまつり」は、2月15日~3月31日の間に日田の豆田町、隈町一帯で開催されています。旧家が保存しているそれぞれ特色ある「ひな人形」を展示し公開しています。当館では、この期間中本来の「廣瀬淡窓」や「廣瀬久兵衛」の展示に加えて、各所にコ-ナ-を設けて、特色ある時代びなを展示しています。皆様方のご来館をお待ちしています。以下、展示の一部をご紹介します。
特色ある時代びなを一同に展示したコ-ナ-です。一体一体に特色といわれがあります。
最上段は当館で最も古い「元禄びな」 中段は優雅な「鯛釣り女(たいつりめ)」 下段の「飾りの島台(かざりのしまだい)」にはドラマがあります。
「享保びな」の展示です。「享保びな」は、顔を「胡粉(ごふん)」仕上げにして体型も大きくなります。
面屋省三の作品「御所人形」です。とても愛らしく、見る人の心を穏やかにしてくれます。
「神功皇后(左じんぐうこうごう)」と赤子(後の応神天皇)を抱く「武内宿禰(右たけうちのすくね)」です。この一対の人形のドラマを来館してお聞きください。
中国「三国志」に登場する英雄「張飛(左ひょうひ)」と「関羽(右かんう)」の人形です。三国志のドラマが垣間見られます。
「竹串おきあげびな」の展示です。久留米から筑後川上流域ではやった庶民の「ひな人形」です。成り立ちの歴史をぜひお聞きください。
「羽子板ひな人形」の展示です。羽根つきでだけでなく、板の「ひな人形」の歴史から羽子板を見直すことをお勧めします。
皆様のご来館をお待ちしております。ご来館の折には、「ご説明をお願いします」と気軽に声をかけてください。館長や学芸員がご説明いたします。「1時間でお願いします」とか「30分でお願いします」時間のない方は「15分でお願いします」など予定をお知らせしていただくと有難いです。時間に合わせて満足していただける設定をして対応します。