晩秋!資料館活動のご紹介!

  資料館活動のあれこれ!ご紹介します!

主屋の修理・修復がようやく完了します。12月末が完了引き渡しです。約4年という長い期間でした。1月から展示の準備にかかります。さて、休館中の最後の秋でしたが、色々と活動をしてきました。いくつかご紹介しましょう。

 〇小学生の皆さんに六代目当主「廣瀬久兵衛」についてお話ししました

休館中ですが、ぜひ「廣瀬久兵衛」のことについて勉強したいのでというお話が多くありました。今秋だけでも、5校の小学校から依頼がありました。本館の「隱宅」に来ていただいたり、学校に出かけたり、直接現地でお話しすることもありました。「勉強になりました」というお礼のお手紙をいただいたりしてうれしく思いました。

以下、見学の一場面をお知らせします。(日田市立小野小学校4年生)

廣瀬家の家訓「壁は中塗りで止める」について説明を聞きまし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもたちは「隱宅」で久兵衛のロマンを聞き感動しました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「流れの庭」の水たちに夢を託す久兵衛の思いには心を奪われたようです

〇淡窓セミナ-の開催!

 廣瀬資料館と東京の国文学研究資料館では、2019年より共同研究をしております。研究内容は、「19世紀地域文化拠点の総合的研究⁻廣瀬家を中心として-」です。今年度は5年計画の4年目で、廣瀬資料館セミナ-という名目で11月26日に研究内容を公開しました。

  当日は、お二人の方がお話をしてくださいました。

  初めに、国文学研究資料館の入口敦志先生から「廣瀬家資料の可能性」について

  次に、廣瀬資料館の中島龍磨館長から「淡窓の詩作教育の有効性を夢トレ-ニングで検証する⁻日田市立三和小学校・三花公民館での実践から-」でお話がありました。コロナ禍ではありましたが、多くの方がご参加くださいました。以下、当日の様子をご紹介します。

 

廣瀬家の資料の有効な活用方法について、入口先生からとても分かりやすくお話をいただきました。

廣瀬家の家宝「ショウの笛」と古文書を結びつけてのお話がありました。

 

中島館長から、淡窓の詩作活動の有効性について、夢トレーニングの実践とを結びつけてのお話をいただきました。

咸宜園教育と現在の社会教育とを結びつけてのお話でした。

 

〇最後に、資料館の修復状況と庭園の様子についてお知らせしましょ

主屋外壁 すっかり出来上がりました。

格子戸は当時の様子をを再現できます。

中庭のもみじは色鮮やかでとてもきれいです。           

隱宅の庭のもみじも一句歌を詠めそうです。

 

令和4年度も残り一か月となりました。師走に入り、多忙な日々が続くでしょう。また、寒さも日に日に厳しくなります。ご健康には十分にご留意くださいませ。新年初めには、来年4月の開館に向けての最終の様子などお知らせします。

 

 

 

 

 

 

2022年12月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : hiroseshiryoukan