8月13日、大分県西部の日田地方は、気温が39.9度に達し日本一の高温地になりました。そんな中、当資料館内でも熱い展示や催し物が行われております。ご紹介します。
洪水の原因は、木の伐採⁇ (咸宜園2代目塾主 廣瀬旭荘の書状公開)
日田の地も昨年、今年と大水が出て、大きな害を受けました。咸宜園第2代目の塾主「廣瀬旭荘」は書状の中で、山林の伐採と洪水の関連を指摘し、警告をしております。只今、これらの貴重な史料を展示しております。
廣瀬旭荘の書状と安政の大洪水コ-ナ-紹介
廣瀬旭荘(1807~1863) 咸宜園第2代塾主 江戸・大阪で塾を開くなど全国各地で活躍した。
旭荘・安政の大洪水コ-ナ-
旭荘の書状 (洪水と木の伐採との関連を詳細に記し、現代に生きる私たちに警告を与えています)
多くの人が興味・関心を持ち、地元紙にも紹介されました
平成30年度 淡窓・久兵衛セミナ-大いに盛り上がる
今年度も、淡窓・久兵衛について学ぶ「淡窓・久兵衛セミナ-」がスタートしました。このセミナ-は、淡窓や久兵衛がくらした廣瀬家本宅の座敷(お殿様など要人が来客した部屋)で当時にふれながら学ぶのが特徴です。今年で3年目です。
学びの様子と参加者の声をご紹介します。
今回は、「淡窓って、すごい!現代教教育制度と比べて」というテ–マでした。
咸宜園の規模について「絵図」を使い説明する中島館長
会員「咸宜園での教育制度が、今の教育の中に多く取り入れられている。淡窓ってすごいな!」
淡窓の「休道の詩」を吟ずる中島館長と熱心に聞き入る会員
会員「淡窓が過ごしたこの部屋で、同じ空気を吸いながら学んでいる自分がいることになにかしら親近感を感じる。意欲が湧く。」
会員「淡窓のことがよくわかった。次の開催が楽しみ。」
このセミナ-は年間7回開催されます。次回は8月23日です。まだ数人の余裕があります。ご希望の方は、下記までご連絡ください。
公益財団法人廣瀬資料館 電話番号 0973-22-6171