新年のあいさつ

新年あけまして おめでとうございます!!

旧年中は、皆様方には色々とご支援・ご協力をいただき誠に有り難うございました。今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。本館は、昨年4月に4年間という長い修理・修復工事が完了し、リニューアルオープンしました。展示内容も一新し、加えて今まで未公開だった主屋座敷(おもやざしき)も公開し江戸の終わりの商家の雰囲気も感じて頂いております。リニューアルの周知が徹底していなかったにもかかわらず、4000人を超える来館者がありました。私たち職員一同誠意おもてなしをさせて頂きました。来館者の方々からも、「とても満足した」「わかりやすかった」「又是非訪れたい」等々・・・の心温まる感想をいただきました。とても嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。引き続き、工夫を加え、展示や説明に頑張りたいと考えています。

令和6年1月1日 廣瀬家家訓の額「心高身低(しんこうしんてい)」の前にて 館長 中島龍磨    

廣瀬家は、延宝3年(1673)福岡から日田に移り住み商売を始めます。そして、平素より『志は高く 身は低く(心高身低)』という家訓を大切にしてきました。途中、紆余曲折はありましたが、この家訓を350年間貫き通し、今日に至っています。廣瀬家では、江戸の後期日本一と言われた私塾「咸宜園(かんぎえん)」を営んだ廣瀬淡窓や大商人・公共事業家として西日本で名前を広めた廣瀬久兵衛を輩出します。活躍したこの二人の心底にも、家訓は脈々と流れていました。年頭にあたり、家訓「心高身低」をご紹介しました。私たち職員一同、この言葉を肝に銘じ一年間精進していく覚悟です。今年から機会を設けて、廣瀬家の家訓や淡窓の言葉をホームページで紹介していきます。

以下、昨年の資料館の一コマをご紹介します。

1号館「淡窓展示コ-ナ-」で熱心にメモを取る市内の小学6年生

館長の十八番「休道の詩」の吟詠(ぎんえい)は、毎回来館者の心に響きました。

「久兵衛コーナー」で、館長の説明に熱心に聞き入る来館者。

館長が語る、南家「流れの庭」の廣瀬久兵衛のロマンは、大人はもちろん、子どもも感動しました。

主屋「中座敷」に掲示した、家訓「心高身低」の講話は子どもたちにも大人気でした。

児童の皆さんは、決まって本宅「中庭庭園」前で反省会をしていました。実りのある1日になったようです。

来館された方は、小学生、中学生、老人会、公民館講座の方々、研修旅行・慰安旅行の団体から、個人のグル-プと様々でした。どの方々も、淡窓や久兵衛の展示物や解説を聞いて、感動してました。帰り際に、ふと漏らす言葉の中に「初めて知ったよ」とか「とても素晴らしかったよ」というのが多々ありました。そんな中で、「また是非きます」という一番うれしい言葉がありました。

2月3月は、お雛様祭りが資料館一帯で開催されます。今その下準備をしています。今年のお雛様の展示は、今まで以上の規模と内容にしようと計画を立てております。家族、お友達、職場の方々を誘いの上、是非おいでください。お待ち申し上げます。

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2024年1月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : hiroseshiryoukan